「乳首が痛くて、授乳がツライ」
「授乳の痛みをなんとかしたい!」
「直接母乳をあげたいけど、赤ちゃんが飲みにくそうにしている」
「乳頭保護器のメリット・デメリットについて知りたい」
産後の最初の壁のひとつ。それは授乳!
「乳頭保護器について調べている」ということは、初めて出産を終えられたママさんが多いはず。
私も産後の入院中に乳頭保護器のことを知りました。
初めての育児だと、授乳も慣れるまで一苦労ですよね。そんな時にママの良きサポーターになってくれるのが乳頭保護器です。
乳頭保護器は、必ずしも必要な育児アイテムではありません。でも、私は乳頭保護器のおかげで授乳がスムーズにできるようになりました。
今回は、乳頭保護器のメリット・デメリットといつまで使えるかについて紹介します。
乳頭保護器とは?
乳頭保護器とは、授乳する時に乳首を保護するためのカバーです。ニップルシールドとも呼ばれています。
イメージとしては、バストにフィットするような形や薄さになった哺乳瓶の乳首を、バストにあてて授乳するような感じです。
乳頭保護器は、以下2種類あります。
- ハードタイプ
- ソフトタイプ
ハードタイプはこちら。
ソフトタイプはこちら。私はこのソフトタイプを使っていました。
乳頭保護器のメリット
乳頭保護器のメリットは、次の3つです。
乳頭保護器のメリット3つ
- 授乳する時に乳首の痛みを和らげる
- 乳首の形に関係なく授乳できる
- 赤ちゃんの乳頭混乱に対応できる
それぞれ詳しくみていきましょう。
① 授乳する時に乳首の痛みを和らげる
授乳は、赤ちゃんとママが慣れるまでに時間がかかります。特に直接母乳を与えるとなると、ママは乳首が切れたりなどのトラブルがよくあります。
授乳慣れしていない時期は、授乳中に乳首が痛むことが多々あります。でも、慣れるとおっぱいをあげるのが楽になります。
毎回の授乳が痛いのは、つらいです。授乳時間は10分以上かかるので、その間ずっと痛みに耐えるとなるとかなり苦痛になります。
そんな時に、乳頭保護器を使うと痛みが和らぎます。
② 乳首の形に関係なく授乳できる
陥没乳頭・扁平乳頭だと赤ちゃんがうまく飲めないことがあります。乳頭保護器を使うことで、赤ちゃんが母乳を上手に飲むことができます。
また、陥没乳頭・扁平乳頭でも乳頭保護器を使って授乳すると、乳首が伸びてきます。すると、乳頭保護器なしで母乳を飲むことができるようになります。
③ 赤ちゃんの乳頭混乱に対応できる
乳頭混乱とは、ミルクとおっぱい両方赤ちゃんにあげている場合に、哺乳瓶でしかミルクを飲まなくなることです。
理由は、哺乳瓶から飲む方が疲れなくて楽だからです。あと赤ちゃんの好みもあったりします。
乳頭混乱を起こしている時に、哺乳瓶の乳首と同じシリコン素材の乳頭保護器を使えば、赤ちゃんが母乳を飲んでくれることがあります。
乳頭保護器のデメリット
乳頭保護器のデメリットは、次の3つです。
乳頭保護器のデメリット3つ
- やめるのが難しい
- 消毒が面倒
- 空気が入る
それぞれ詳しくみていきましょう。
① やめるのが難しい
乳頭保護器に慣れてしまうと、やめ時がわからなくなります。
例えば、以下のような理由があります。
- ママ側: 乳頭保護器なしだと乳首が痛くて、直接の授乳に踏み切れない
- 赤ちゃん側: 赤ちゃんが乳頭保護器がないと飲んでくれない
② 消毒が面倒
乳頭保護器は、哺乳瓶と同じように使うたびに消毒が必要です。理由は、乳頭保護器も哺乳瓶の乳首と同じで雑菌が発生しやすいからです。
乳頭保護器を使うたびに消毒が必要になるのは面倒です。哺乳瓶ほど手間ではないですが、だんだん面倒くさくなってきます。
「出来るだけ、簡単に消毒したい!」というママには、電子レンジ消毒器がおすすめです。
こちらは哺乳瓶の消毒器ですが、もちろん乳頭保護器にも使えます。
③ 空気が入る
特にソフトタイプの乳頭保護器は空気が入りやすいです。
空気が入りやすいと、赤ちゃんが空気も一緒に飲んでしまいます。新生児期の赤ちゃんはゲップが上手ではないので、お腹が苦しくなる子もいます。
【レビュー】乳頭保護器はいつまで使えるの?
授乳慣れしたら、乳頭保護器をやめるのがベターです!
あまり長く使うと赤ちゃんもママも癖になって、余計外せなくなると思います。
私は扁平乳頭に近かったので、産院で乳頭保護器を使うように勧められました。
乳頭保護器を何種類か産院で使ってみて、一番合うものを産院で購入しました。
私が購入したのはピジョンのソフトタイプです。
乳頭保護器は産院で使ってみてから買うのが間違いないと思います。自分でサイズを測って買うと、合わないことがあるかもしれません。
乳頭保護器をやめるキッカケ
私が乳頭保護器にやめるきっかけになったのは1ヶ月健診です。
1ヶ月健診の時に、赤ちゃんのお腹がパンパンに膨れていると指摘されました。乳頭保護器で空気も飲んでしまうからです。
ゲップが上手くできなくて、余計にお腹に空気が溜まっていました。そのため、便秘も加速してうんちの量が少なかったです。
私の赤ちゃんは横抱きをされるのが嫌いで、授乳の時にギャン泣きで暴れることが多かったのですが、今となってはお腹が苦しかったのかなと思います。
ここで「乳頭保護器を使うのをやめなきゃ」と思い立ちました。
幸いにも、乳頭保護器のおかげで赤ちゃんの吸いやすい乳首に伸びていたので、直接おっぱいをあげても飲んでくれました。
最初の頃はやっぱり痛かったですが、深く吸わせる様にすると乳頭保護器なしでも痛みは無くなっていきました。
ちなみに、そのほかのお腹の張り・便秘対策は次の5つです。
- 綿棒浣腸
- お腹のマッサージ
- 足のストレッチ
- ゲップの徹底
- うつ伏せでゲップ(授乳30分後)
乳頭保護器は赤ちゃんとママの味方。でも、乳頭保護器は授乳慣れしたら、やめるのがベターです!
私は乳頭保護器の消毒すら途中から面倒だったし、やめれるならやめたほうが楽です!
まとめ
最初は乳頭保護器なしで授乳するのは痛いけど、徐々に痛みはなくなります。乳頭保護器の頻度を減らしていくのもいいかもしれませんね。
乳頭保護器のメリット3つ
- 授乳する時に乳首の痛みを和らげる
- 乳首の形に関係なく授乳できる
- 赤ちゃんの乳頭混乱に対応できる
乳頭保護器のデメリット3つ
- やめるのが難しい
- 消毒が面倒
- 空気が入る