赤ちゃんが生まれると、今までのライフスタイルとはガラッと変わります。すでに、妊娠によるつわりなどの体調不良で今までの暮らしとは変わった人も多いでしょう。
出産という大業を成し遂げた後、なかなか新しい環境に慣れるのは時間がかかります。産後に無理は禁物!出産を控えたママに、産後に気をつけたいことについて紹介します。
産後の生活で不安なことは?
初めて赤ちゃんを家族に迎えるパパ・ママは、赤ちゃんが生まれた後どのような暮らしになるのか気になりますよね。産後の生活に漠然とした不安を抱えている人も多いはず。
漠然とした不安は、産後の赤ちゃんとの生活を具体的に知ることで解消されます。
新生児のお世話は、次のようなものがあります。
- 授乳(母乳・ミルク)
- オムツ替え
- 沐浴
- 寝かしつけ
この中でママにしかできないことは、母乳での授乳だけです。パパは、授乳(母乳)以外のお世話が全てできます。
ちなみに、授乳方法については赤ちゃんを育てるのに母乳とミルク、どっちがいいの?の記事で紹介しています。
ママにとって新生児育児の大変なところは、次の2つです。
- 体調が回復しながらの育児
- 寝不足
出産という体に大ダメージを抱えたまま、休むことなく育児が始まります。出産は交通事故の全治1ヶ月程度のケガに匹敵するとも言われています。
新生児育児の特徴は、次のようになります。
- 活動時間が昼夜逆転している
- 授乳間隔は3時間ごと
- オムツ替えが頻繁(10回以上/日)
寝不足かつ体調が万全でない中での育児はつらいですが、赤ちゃんが大きくなるにつれて落ち着いてきます。
産後に気をつけること5つ
産後に気をつけることは、次の5つになります。
産後に気をつけたい5つのこと
- 安静にする
- 産後うつ
- 宗教じみた勧誘
- 根拠のない育児・医学情報
- 育児書の読みすぎ
それぞれ詳しくみていきましょう。
① 安静にする
産後は安静にしましょう。ここで言う安静とは「赤ちゃんのお世話以外は寝ていること」です。
- 里帰り出産ができない
- パパの育休が取れない
上記のように、パパや祖父母など身内に頼れない人も多いでしょうが、家事は最低限にしましょう。睡眠時間の確保が最優先です。
ご飯はレトルトやお惣菜で十分です。掃除はしなくても死にません。
「体が動くから大丈夫!」と無理をすると、後でガタがきます。「交通事故は後遺症に気をつけろ」と言いますが、産後もまさにそうです。
② 産後うつ
産後は、以下のような理由で産後うつになりやすいです。
- ホルモンバランスの乱れ
- 育児による孤立
誰しもが産後うつになる可能性があります。
産後うつにならないためにも、次の3つを心がけましょう。
- 安静にする
- 周りのサポートに頼る
- 家事は最低限
③ 宗教じみた勧誘
赤ちゃんを連れて出かけると、子育てサークルの勧誘にあいます。
「子育てサークルをやっているんですが、興味ありませんか?」
このように女性から声をかけられます。子育てが一段落したようなご婦人が多いです。
子育てサークルの勧誘の特徴は、次の3つです。
- サークルでは「ママと赤ちゃんが何組か集まってふれあい遊びをしている。」
- 市が運営しているものではない・市からの助成金などがない
( = 地域の有志で運営している) - チラシがない
( = 宗教勧誘ではチラシの配布がNG)
道端でこのように勧誘されるのは怪しいので関わらないでおきましょう。
④ 根拠のない育児・医学情報
根拠のない育児・医学情報の発信源は、以下です。
- 祖父母や親族
- sns
祖父母や親族から受ける育児アドバイスは正しいものもあれば、ママのストレスになるような誤った情報もあります。
例えば、「完全母乳で育てた方がいい!」というアドバイスです。赤ちゃんがちゃんと飲んでくれて大きくなってくれさえすれば、母乳でもミルクでもいいのです。
授乳方法については、赤ちゃんを育てるのに母乳とミルク、どっちがいいの?の記事で詳しく紹介しています。
インスタやツイッターでも根拠のない育児・医学情報は飛び交っています。根拠のない情報には騙されないようにしましょう。反ワクチン派には要注意です。
反ワクチン派 : 子供の予防接種を一切打たない主義の人
予防接種は確実に受けましょう。不安なことは、かかりつけ医に相談するのが一番です。かかかりつけ医に相談しても疑問が解決しない場合は、セカンドオピニオンや保健所の電話相談などをしてみるのも一つの手です。
⑤ 育児書の読みすぎ
育児書は適度に参考にする程度に留めておきましょう。育児書通りにうまくいくことはまずありません。
私は、育児書を読むとそれを気にしすぎるので、あえて育児書は買わなかったです。育児書がなくても子育てはできます。
- うまく子育てしたい!
- 子供が不自由なく成長してほしい!
その気持ちは痛いほどわかりますが、本当に育児書にその答えが書かれているのでしょうか?自分がうまくいかないと悩んだ時、誰を責めますか?
自分か、我が子か、育児書か…
育児書を読むにしても、あくまで参考に留めておくのがいいでしょう。
まとめ
産後に無理は禁物!睡眠不足は判断能力をも狂わせます。産後はできるだけ安静にして、家事は徹底的に手抜きをしましょう。
産後に気をつけたい5つのこと
- 安静にする
- 産後うつ
- 宗教じみた勧誘
- 根拠のない育児・医学情報
- 育児書の読みすぎ