子どものピアノ教室ってどうやって選べばいいのかな?
何を基準にして選べばいいのかな?
そもそも子どものピアノ教室ってどうやって探せばいいの?
娘が年中(4歳)になる頃にピアノを習いたい!とのことだったので、ピアノ教室を探し始めました。
この年代の子どもたちって、自分の世界を持っていて独創的で、音楽を始めるのにぴったりなんですよね。
そして、幼児は
- 集中力がすぐ切れる
- 理解力・身体能力が発達の途中
という理由もあって、実はピアノ教室選びって難しいのかも?
長く楽しくピアノを続けるために、
- ピアノ教室の選び方のポイント
- ピアノ教室の探し方
- 企業のピアノ教室と個人のピアノ教室の違い
についてまとめてみました。
子どものピアノ教室の選び方のポイントは?
子どものピアノ教室の選ぶときに重要視するポイントは、次の4つ。
- グループ or マンツーマン
- 頻度(月1〜4)
- レベル(リトミック・個人レッスン)
- 先生との相性(幼児向けの教室かどうか)
それぞれ詳しくみていきましょう。
① グループ or マンツーマン
ピアノのレッスン体系は、次の2種類。
- グループ
- マンツーマン
それぞれのメリット・デメリットについてまとめてみました。
メリット | デメリット | |
グループ | ・他の子の演奏も聴けるので、刺激になる ・練習仲間のいる環境 |
・1人ひとりに割いてくれる時間が短い ・グループの子達との相性の良し悪し |
マンツーマン | ・一対一のレッスンなので、 時間いっぱいしっかり指導してもらえる |
・自分の練習状況しか把握できない |
グループレッスンは他の子と一緒にレッスンをします。それがメリットであり、デメリット。
他の子の演奏や指導内容も聴けるので、刺激になります。練習仲間でありライバルでもあります。
その反面、複数人いることで個人個人に割いてくれる時間が短くなります。グループの子達との相性の良し悪しもあると言えるでしょう。
また、マンツーマンレッスンのメリットは一対一であること。時間いっぱいしっかり指導してもらえます。
そして、デメリットは自分の練習状況やレッスン内容しか把握できないこと。
ちなみに、私の娘は時間いっぱいしっかり指導してもらいたかったので、マンツーマンのレッスンを選びました。
② 頻度(月1〜4)
ピアノのレッスンの頻度としては、月2〜4回が多いです。
一番伸びるのは、やはり月4回。
1週間に1回練習の成果を見てもらえることで、こまめにアドバイスがもらえて間違いや癖もすぐに治すことができるので上達が早くなります。
ピアノのレッスンの回数が減るごとに、自主練の期間が増えるので練習の中弛みが起きやすくなっていきます。
ちなみに、娘は年中の時月2回、年長では月3回になっています。小学生以降は月4回になる予定です。
③ レベル(リトミック・個人レッスン)
ピアノ教室のレベルも気になるところ。
ピアノの上達には関係なく「音楽に楽しく触れられればいい」という場合は、リトミックがおすすめ。
リトミックは、楽しく音楽と触れ合いながら、基本的な音楽能力を伸ばすとともに、身体的、感覚的、知的にも、これから受けるあらゆる教育を充分に吸収し、それらを足がかりに大きく育つために、子どもたちが個々に持っている「潜在的な基礎能力」の発達を促す教育です。
引用:リトミックとは|リトミック研究センター
企業の運営するピアノ教室は、リトミック + ピアノレッスンという形態のところもあります。
ピアノの上達を目的としている場合は、ピアノレッスン重視の教室を選びましょう。
コンクールや学校の音楽発表会の伴奏にも対応しているピアノ教室もありますよ。
きちんとしたピアノ教室の見分け方
きちんとした先生を選ぶには、経歴をチェックしましょう。
音楽大学出身かどうかは重要です!
個人のピアノ教室の場合、レッスンの部屋が防音室であるかどうかも目安の一つ。
防音室でなくても、きちんとピアノのレッスン用の部屋が用意されていることが望ましいです。
- 先生が音楽大学出身かどうか
- レッスンの部屋が防音室もしくはレッスン専用の部屋かどうか
④ 先生との相性
ピアノ教室を選ぶ上で一番大事なのが、先生との相性。
ピアノ教室を選ぶ時には必ず体験レッスンをしてみましょう。
そこで先生との相性を測ります。
幼児期のピアノ教室選びで一番大事なのが、先生が幼い子へのレッスンに慣れているかどうかということ。
3〜6歳児の集中力の無さ、理解力・身体能力のハンデを受け入れてくれる先生でないとお互いにレッスンの継続が難しいかも。
この時期は、まだ手も小さく力も弱いので指の動きを習得するのに時間がかかります。
大人でも初心者は苦労しますよね。子どもは身体が発達の途中なので尚更です。
私の娘(4歳)も3件のピアノ教室に体験に行きましたが、2件(企業と個人の教室)は子ども慣れしていて飽きない工夫がされていた教室でした。
もう1件は、レッスン体験の時点で娘にはついていけない内容で、難しかったです。
先生も幼い子のレッスンには慣れておらず小学生向けのレッスン教室かなという印象でした。
体験したピアノ教室の内、ピアノの上達が見込めそうな個人レッスンのピアノ教室に通うことに決めました。
その理由は、次の2つ。
- 先生が娘の話を遮らずにじっと待って聞いてくれていたこと
- 子どもたちの意欲が掻き立てらる工夫がたくさんあったこと
こちらのピアノ教室は、練習の記録ノートが準備されていたり、頑張ったらご褒美シールがもらえるなど練習したくなる工夫がたくさん。
先生は娘のどんな話もしっかり聞いて受け答えしてくれていて、その姿勢がとても良かったです。
ピアノの上達の面でも信頼できそうだったのはもちろん、娘もこちらの先生のところに行きたいと言っていたので、通うことに決めました。
私の娘が通うピアノ教室はこのパターン。
- マンツーマン
- 月2,3回(年中・年長)・月4回(小学生〜)
- ピアノレッスン重視
- 幼児への対応が良い先生
子どものピアノ教室の探し方
子どものピアノ教室の探し方は、次の3つ。
- ネットで検索
- 口コミ
- 歩いて探してみる
- 出張レッスンという選択肢も
それぞれみていきましょう。
① ネットで検索
ネットで検索すると出てきます。
検索ワードは「地名 + ピアノ教室」
検索で引っかかってくるのが、大手企業のピアノ教室とHPがある個人のピアノ教室です。
大手のピアノ教室は、ネットからの体験の申し込みができるので便利ですよね。
またピアノ教室の検索エンジンもあるのでここもチェック。
ちょっと情報が少ないので、まずは連絡を取ってみて話を聞くのがいいかも。
幼児向けの教室の教室かどうか、ここだけの情報だとわかりません。
私はここから検索して、アポを取って体験に行きました。
② 口コミ
一番信頼できるのは、口コミ。
同じ保育園・幼稚園や近所のお友達がどこのピアノ教室に通っているかリサーチしましょう。
自宅で開講しているピアノ教室は、HPがないことも多いので紹介でしか知ることができなかったりします。
口コミがいいからといって、自分の子に合うピアノ教室かどうかはわかりません。
必ずアポを取って体験レッスンをお願いしましょう!!
③ 歩いて探してみる
生活圏内にピアノ教室がないかアンテナを張って周囲を観察してみましょう。
こんなところにもピアノ教室があったりします。
- 駅周辺
- 商業施設
- カルチャーセンター
こういった場所には企業のピアノ教室が多いです。
④ 出張レッスン
ピアノ教室に通うのは送迎も含めて大変だし…という人には、出張レッスンという選択肢もあります。
自宅にピアノレッスンの講師の方が来てくださいます!
自宅にいてピアノレッスンが受けられるので、送迎の手間がありません。最高。
その代わりに部屋のお掃除は必要になってきます。
月謝も少し高めですが、その価値はあると思いますよ。
企業のピアノ教室 VS 個人のピアノ教室
企業のピアノ教室と個人のピアノ教室って何が違うんや!!!!
という人のために、企業のピアノ教室と個人のピアノ教室を比較してみました。
企業 | 個人 | |
①レッスン内容 | カリキュラムが統一 | 先生の裁量次第 |
②レッスン環境 | ○ | △ |
③交通 | ○ | △ |
④月謝 | 高め | ピンキリ |
⑤振替 | △ | ○ |
⑥その他 | ・先生の交代が可能 ・+αのレッスン ・ピアノ・エレクトーンのレンタル制度あり |
・レッスン回数の調整ができる ・コンクールや学校の発表会の課題曲への追加レッスン ・相性の良い先生に出会うと上達率が上がる |
① レッスン内容
企業のピアノ教室では、カリキュラムが統一されています。なので、全国どこの教室に行っても同じ教本で同じレベルのレッスンが行われているわけですね。
引越しの際も内容が引き継がれるので安心。そして、ある程度のレベルまでの上達が見込めます。
企業によっては。カリキュラムにオプション(+αのレッスン)をつけることもできます。ただし月謝も増し増し。
それに対して、個人のピアノ教室では先生オリジナルの方針で教えてもらえます。
なので、個人の裁量によって、レッスン内容が異なります(ピアノ教本の違いなど)。
その子にあったオリジナルのレッスンをしてくれるので、相性の良い先生に教えてもらうことで上達率が高くなります。
そんな先生に出会えるのも運次第。
また、個人のピアノ教室でもコンクールや学校の音楽発表会などの課題曲への追加レッスンをお願いすることができます。
② レッスン環境
企業のピアノ教室では、レッスン環境が整った場所でレッスンできます。
それに対して、個人のピアノ教室ではレッスン環境が教室によって異なります。
良いレッスン環境とは…?
- レッスン用の部屋がある
- 防音室
個人のピアノ教室を探す場合は、これを1つの目安にしてみてください。
③ 交通
企業のピアノ教室は
- 駅周辺
- 商業施設
- カルチャーセンター
にあることが多いので、駐車場が完備されているなども含めて交通の便が良いです。
個人のピアノ教室は、先生の自宅でされている場合、交通の便が良くないかも。(住宅街で駐車場がなかったり)
子どもが一人で自転車や徒歩で行く場合は大丈夫ですね。
④ 月謝
企業のピアノ教室の月謝は高め。
その分、レッスン環境が整っていたり、立地が良かったりします。
個人のピアノ教室は、先生の裁量やレッスンのレベル・回数によって、月謝もピンキリ。
⑤ 振替
企業のピアノ教室は、そもそも振替レッスンを受け付けていないところもあります。
個人のピアノ教室では振替レッスンをしてくれるところも多く、家庭の都合でレッスン回数を減らしたい場合など融通を効かせてもらえるかも。
どちらの教室も、振替レッスンができるかどうかは要チェックです!
⑥ その他
企業のピアノ教室は、先生が複数名いるので、先生の交代が可能です。
この先生合わないな〜と思ったら、違う曜日の先生に変えてみるとかですね。
また、企業のピアノ教室ではピアノ・エレクトーンなどのレンタルサービスがあるところも。
正直最初の方はピアノが続くかわからないので、ピアノの購入に踏み切れない人もたくさんいるはず…
そんな人に便利なサービスですよね。(もちろん有料ですが)
ちなみに、私は娘のために思い切って電子ピアノを購入しました。
まとめ
私はネットで気になるピアノ教室5件を見つけて、2件体験に行きました。連絡がつかなかったところや人気で空きがなかった教室もあります。
口コミでは4件のピアノ教室の情報があり、1件体験に行きました。(そのうち1件は紹介の伝手がなかったので断念…)
- ネット検索…企業2件・個人3件(それぞれ1件ずつ体験済)
- 口コミ…4件(1件体験済)
口コミで知ったピアノ教室は評価が高かったですが、難易度が高く娘には合わなかったです。
体験レッスンに行くのがやっぱり大事!