・そろそろ習い事を始めようかな。
・ピアノ教室っていつから通えるのかな?
娘が年中になる時期にそろそろ1つ習い事をさせたいなと思っていたら、ちょうど娘がピアノをやりたいと言いました。
私自身も年中の頃から中学1年生くらいまでの8年間、ピアノ教室に通っていました。
あまり上手ではありませんでしたが、楽譜も読めるしリズム感も身についていたので、音楽の授業や発表会で学校生活に困ることはありませんでした。
音楽発表会ではピアノ伴奏やシンセサイザーなどを担当しました。
ピアノ教室に通うのを辞めた後に合唱部に入ったり、クラシックギターをはじめてみたりできたのもピアノで音楽に触れていたからだと思います。
今回は
- ピアノ教室の始め時
- ピアノ教室に通うメリット・デメリット
についてまとめてみました。
ピアノ教室は何歳から通える?
ピアノ教室は幼児期(3〜5歳)くらいから通うことができます。
この時期からピアノ教室に通うことで、絶対音感の獲得に繋がります。
ただこの時期は、まだ手も小さく力も弱いので、ピアノを習い始めてもすぐに上達する訳ではありません。
なので、6歳以降の指がある程度動くようになってから、ピアノ教室に通うというパターンもおすすめ。
この時期から始めると相対音感の獲得に繋がります。
「6歳だとちょっと遅く感じる」という場合は、リトミック教室も選択肢の1つです。
リトミックは、楽しく音楽と触れ合いながら、基本的な音楽能力を伸ばすとともに、身体的、感覚的、知的にも、これから受けるあらゆる教育を充分に吸収し、それらを足がかりに大きく育つために、子どもたちが個々に持っている「潜在的な基礎能力」の発達を促す教育です。
引用:リトミックとは|リトミック研究センター
リトミックは音楽に触れて楽しむことが目的。ピアノの本格的なレッスンの前段階として、リトミックを取り入れている教室も多くあるんですよ。
ちなみに、私の娘はちょうど年中(4歳)になったときに、本人の希望でピアノ教室に通い始めました。
- 幼児期(3〜5歳)…絶対音感の獲得・リトミック教室の選択もアリ
- 6歳以降…相対音感の獲得・手がある程度動くようになってから
ピアノ教室に通うメリット
ピアノを習うメリットは、次の5つ。
- 音楽を楽しめる
- 楽譜が読めるようになる
- リズム感・表現力が身に付く
- 練習の習慣づけ
- 集中力の向上
それぞれ詳しくみていきましょう。
① 音楽を楽しめる
ピアノを習うことの一番の醍醐味は、音楽を楽しめること。
上達するのには時間がかかりますが、自分で音を鳴らして演奏する喜びが体感できるのは何事にもかえがたい経験となります。
また、ピアノは音楽の基礎を習うのに、最適な楽器のひとつです。そのため、他の楽器を演奏する時にもそのスキルが何かと役に立ちます。
② 楽譜が読めるようになる
ピアノを習うことで、楽譜が読めるようになります。小さい頃から楽譜に親しんでおくことで、楽譜への抵抗感がなくなります。
楽譜が読めると、将来他の楽器を演奏したくなった時などにも役立ちます。もちろん音楽の授業で困ることはありませんよ。
③ リズム感・表現力が身に付く
ピアノ演奏をするには、リズム感と表現力が必要不可欠。
日々の練習はもちろん、発表会などで場数を踏むとさらにステップアップできます。
このピアノを通して得たリズム感と表現力があれば、他の楽器にも応用できます。その後の音楽人生を彩ってくれることでしょう。
④ 練習の習慣づけ
ピアノを習うことで、練習の習慣付けができます。
ただ教室に行くだけでは上達しません。毎日少しでもピアノに触れることが大事です。
私の娘の通うピアノ教室では、未就学児の場合だと1日15分の練習が推奨されています。小学生になると1日30分推奨。
未就学児は、最初は何やってるのかわからないくらいグダグダな練習だと思います。
本当に根気強く練習していくとだんだん弾けるようになってきます。
娘は3ヶ月ほどやって、やっと形になってきたかなという感じでした。長かった…
練習は基本的に毎日15分やっていて、それが当たり前になっています。継続は力なり。(面倒くさがることもありますが…)
この習慣が、学校に通い始めた時に学習面で役立てばいいなと思っています。練習が習慣付けされることは、その子の人生の糧になると思うので。
⑤ 集中力の向上
ピアノを弾くためには
- 楽譜を読んで
- 指を動かして
- 音を出す
という複雑な動作が必要になります。
幼児期に、この3つを同時に行うのはなかなか複雑で難しいもの。でも、練習を重ねればできるようになります。
さらに細かくいうと、楽譜から「音」「リズム」を読み取り、右手と左手の動きはバラバラ。
音を出すという動作も、強弱をつけたり、細かいリズムはもちろん全体のテンポにも注意を払って弾くようになります。
ピアノを演奏するのは、これだけ複雑な動作を同時に行うので、もちろん集中力が上がります。
毎日弾くことで脳の活性化にも繋がるでしょう。
ピアノ教室に通うデメリット
ピアノ教室に通うデメリットは、次の4つ。
- 初期費用がかかる(主にピアノ)
- 月謝代・発表会代がかかる
- 続けられるかどうかわからない
- 毎日練習する忍耐と根気(本人も親も)
それぞれ詳しくみていきましょう。
① 初期費用がかかる(主にピアノ)
まずピアノを習うにあたって、一番大きな費用はピアノ代です。
電子ピアノにしても生ピアノ(グランドピアノやアップライトピアノ)にしても、お値段はピンキリ。
電子ピアノは価格の安いもので数万円台からあり、高級モデルになると50万円以上します。
ちなみに、グランドピアノは100万程度〜。アップライトピアノは40万〜。
上を見れば見るほど、価格も上がっていきます。
とはいえ、最初から高価なピアノを用意するのは、リスクも大きい。
そう…
続くかどうかわからないので…
そんな時はキーボードで代用するのが良いでしょう。
ただピアノ教室によってそれぞれ方針が違うので、最初からキーボードではなく電子ピアノやアップライトピアノを推奨される場合もあります。
ちなみに、娘の通うピアノ教室でも、キーボードはNGで電子ピアノが推奨されました。
その理由は、次の2つ。
- キーボードは生ピアノとはタッチが違うから
- 弾く姿勢や鍵盤の位置を体で覚えるため
タッチなど鍵盤の感覚が生ピアノに近ければいいので、電子ピアノの中でもエントリーモデル(一番下のモデル)で充分。
ちなみに、娘と一緒に選んだピアノはYAMAHAでもKAWAIでもなく、Rolandです。
エントリーモデルの1つ上のモデルで、こだわり抜いて選びました。
② 月謝代・発表会代がかかる
ピアノ教室に通うと月謝代がかかります。
レッスン回数と時間、難易度によって月謝代が左右されます。
(あとは先生の匙加減)
ちなみに私の娘が通う教室は、月3回で6,000円です。
(年少・年中は月2回4,000円でした。)
企業の運営するピアノ教室は、レッスン内容のレベルが均一に保たれています。その分、月謝も強気価格ですよね。
発表会はピアノ教室によって頻度が異なりますが、1〜2年に1回行われます。(発表会がない教室もあるかも)
発表会にかかる費用は、こちら。
- 参加費
- 衣装代
参加費はホールの規模や参加人数などによっても異なりますが、5,000円〜10,000円くらいです。
衣装はネットショップやメルカリなどでも買えるので、安く抑えることもできます。
③ 続けられるかどうか
ピアノは練習しないと上達しないので、もしも飽きてしまったり、練習が嫌いになってしまったら辞めざるを得なくなるかもしれません。
子供が楽しく続けられたら一番いいんですけどね。
④ 毎日練習する忍耐と根気(本人も親も)
幼児期にピアノ教室に通う=親が練習を見る
ということです。
娘の通うピアノ教室の場合、幼稚園児(4〜6歳)の間は1日15分の練習を推奨されています。
はい、4〜6歳は一人で練習できません。
はい、集中力も秒で切れます。
はい、練習を嫌がることもあります。
こんな感じで毎日練習に付き合うのですが、まあ、大変ですよね…
ここで大事なのが絶対に怒ってはいけないということ。
怒られると楽しくないですよね。
ピアノが嫌いになっちゃうので。
私も怒らないように…と思いつつ、家事や下の子の面倒を見る兼ね合いでいっぱいいっぱいになって怒ってしまうこともあります。反省。
これに関しては本当に気をつけないといけないので、どうやったら楽しく練習できるかなと考えながら日々向き合っているところです。
まとめ
ピアノ教室に通うとメリットがいっぱい!でも、本人の意思が一番大事。
お子さんが楽しいピアノ教室に巡り会えますように。
- 幼児期(3〜5歳)…絶対音感の獲得・リトミック教室の選択もアリ
- 6歳以降…相対音感の獲得・手がある程度動くようになってから
ピアノ教室に通うメリット
- 音楽を楽しめる
- 楽譜が読めるようになる
- リズム感・表現力が身に付く
- 練習の習慣づけ
- 集中力の向上
ピアノ教室に通うデメリット
- 初期費用がかかる(主にピアノ)
- 月謝代・発表会代がかかる
- 続けられるかどうかわからない
- 毎日練習する忍耐と根気(本人も親も)