電子ピアノってたくさん種類があるけど、どれを選べばいいの?
子供に初めて買ってあげる電子ピアノは、どれがおすすめ?
私が一番おすすめするのは、RolandのHP702です!
もう少し予算が出せるなら、RolandのHP704が至高です!!
YAMAHA・KAWAIの2強がある中で、
なんでRoland???
ていうかRolandって初めて聞きましたが?
なんていう声が聞こえてきますが、
正直Rolandが一番コスパがいいです!!!
欲しい機能を選んで、一番手頃なのがRoland。
実は、Rolandは、電子ピアノ分野でYAMAHA・KAWAIに並ぶ主要ブランドなんですよ。
こだわり抜いて、悩みに悩んで選んだこのピアノ…
その選び方のポイントについて紹介します。
もちろんYAMAHA・KAWAIのピアノも紹介しますよ。
ピアノの種類と相場
そもそも家庭で流通しているピアノは次の2種類あります。
- 生ピアノ(アコースティックピアノ)
- 電子ピアノ(デジタルピアノ)
生ピアノ(アコースティックピアノ)は、グランドピアノやアップライトピアノのことを指します。
生ピアノは、鍵盤を叩くことで弦を弾いて音が鳴る仕組みになっています。生ピアノは中古も出回っていたりして、大事に長く愛される楽器です。
それに対して、電子ピアノは鍵盤を叩くことで録音された音が鳴る仕組みのピアノ。電子ピアノの寿命は10年と言われています。
それもそのはず、実は電子ピアノは家電なんです!
こうやって考えると、生ピアノと電子ピアノは形は似ていても仕組みは全く別物の楽器なんですね。
電子ピアノの相場
電子ピアノにしても生ピアノにしても、お値段はピンキリ。
電子ピアノの価格は安いもので数万円台からあり、高級モデルになると50万円以上になってきます。
ちなみに生ピアノの場合、グランドピアノは100万程度〜。アップライトピアノは40万〜。
上を見れば見るほど、価格も上がっていきます。
電子ピアノの高級モデル(50万円以上)になると、もはや生ピアノと同じレベルの価格帯になってくるんですね。
エントリーモデル(初心者モデル)と高級モデルの価格の違いは「生ピアノに似せる機能がどれだけついているか」というところです。
価格が上がるにつれて、たくさんの機能が搭載されており、より生ピアノに近い電子ピアノになっているというわけです。
電子ピアノはいかに本物っぽくなれるかに命をかけているんですね。
各ブランドも個性を出しながらそこを競っているというわけです。
電子ピアノの選び方
電子ピアノもたくさん種類がありますが、どんな機能が欲しいかをまず明確にするのが大事。
電子ピアノ選びのチェックポイントは、次の4つ。
- 鍵盤の種類
- タッチ
- 音源
- スピーカーの数
それぞれ詳しくみていきましょう。
① 鍵盤の種類
電子ピアノの鍵盤は、ほとんどが樹脂素材になります。
でも、電子ピアノのグレードが上がると、木製鍵盤を選ぶことができます。
グレードが上がると、白鍵も黒鍵も木製鍵盤がスタンダードなのかなと思っていましたが、白鍵黒鍵ともに木製鍵盤を採用しているのはKAWAIだけなんですよね。
YAMAHA | 白鍵のみ木製鍵盤(黒鍵は樹脂) |
KAWAI | 白鍵・黒鍵ともに木製鍵盤 |
Roland | 白鍵のみ木製鍵盤に樹脂コーティング(黒鍵は樹脂) |
木製鍵盤を採用している電子ピアノは、そもそもグレードも高いので他の機能も十分です。
あとは、この3ブランドで弾き比べしてみて好みのものを選ぶのが良いでしょう。
木製鍵盤にこだわるなら、白鍵・黒鍵ともに木製鍵盤を採用しているKAWAIを選ぶ人が多いです。
ちなみに、私も木製鍵盤希望でした。
でも、木製鍵盤だとグレードアップすることになり予算が跳ね上がるので、断念。
もちろん店頭で色んな電子ピアノを演奏してみましたが、正直、電子ピアノは木製鍵盤でも樹脂でもそんなにタッチは変わらないです(私個人の感覚です)。
生ピアノには敵いません。
② タッチ
「電子ピアノのタッチは軽いから、生ピアノを演奏する時のギャップに困るじゃないか!」
なんて意見が聞こえてきますが、心配ご無用です。
ちなみにタッチの感じで言うと
生ピアノ ≒ 電子ピアノ
エレクトーン ≒ キーボード
という感じです。
今時の電子ピアノは、自分でタッチの重さを調節できます。
鍵盤を叩く時の音の鳴りやすさを調節して、タッチが軽くなったり重くなったり感じられるようになるわけです。
例えば鍵盤を叩いた時に音を鳴りやすくすれば、タッチが軽く感じられます。逆に、音を鳴りにくくすれば、タッチが重く感じられます。
錯覚が利用されているわけですね。
タッチの調節機能はエントリーモデルから採用されているので、安心してください。
高級モデルになると、音の高さによってタッチの軽さが違う仕様になっています。高音から低音にかけてタッチが重くなっています。
その変化の差が大まかに4段階に分かれているモデルもあれば、最上級モデルだと生ピアノのように1音1音全ての音に細かく変化があるものもあります。
ここまでくると、かなりプロ思考のある方向けの機能です。
私は次の2つの理由から、タッチの機能はそこまで重要視しませんでした。
- 子どもの練習用と考えるとここまでは必要性を感じない
- エントリーモデルでもタッチの調整ができる
このタッチの差を物足りなく感じるレベルまで上達したなら、アップライトピアノの購入を検討する時です。
ちなみに、電子ピアノは中古で下取りも出せますよ。
③ 音源
電子ピアノの音源には、次の2種類のどちらかが採用されています。
- サンプリング音源
- モデリング音源
それぞれ簡単に説明していきます。
サンプリング音源
サンプリング音源は、生ピアノの音を一鍵一鍵録音しているものです。シンプルに言うと、鍵盤を叩くとその録音した音が鳴る仕組み。
その録音の精度がどれだけ高いかで、音の強弱や表現力が変わってきます。
モデリング音源
モデリング音源は、コンピューターが生ピアノの音を再現したものです。鍵盤を叩くごとにコンピューターが「生ピアノが奏でる音」を瞬時に計算して、より生ピアノに近い音色が聞こえるようになっています。
そのため、細かな音の強弱のみならず共鳴音や倍音までも表現できると言うわけです。
簡単にまとめると
- サンプリング音源…鍵盤を叩いて、生ピアノの録音が鳴るか
- モデリング音源…鍵盤を叩いて、生ピアノに近い音が作り出されるか
圧倒的にモデリング音源の方が表現力が広がります。
ピアノの演奏で表現力を身につけるには、絶対にモデリング音源の電子ピアノがいいです!!!!
ちなみに、私の中で何がなんでも外せない機能でしたので、モデリング音源を採用している電子ピアノを中心に探しました。
モデリング音源を採用しているピアノは、YAMAHA・KAWAIともに上位モデルです。Rolandだけエントリーモデルから採用しているシリーズがあります。
モデリング音源の名称は、各メーカによって異なります。
YAMAHA | バーチャル・レゾナンス・モデリング |
KAWAI | アコースティック・レンダリング |
Roland | ピュアアコースティック・ピアノ音源 スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源 |
各名称のモデリング音源が搭載されている電子ピアノがおすすめ。
④ スピーカーの数
電子ピアノのスピーカーの数は、最低2つから搭載されています。上位モデルになるにしたがって、スピーカーの数も増えていきます。
スピーカーの数が増えると、音の聞こえ方の幅が広がるので生ピアノに近くなります。
生ピアノは鍵盤を叩くことで弦を弾いて音が鳴るので、叩いた鍵盤の位置から音が鳴ります。
一方、電子ピアノはスピーカーの位置でしか音が鳴りません。
そのため、スピーカーを増やして、より叩いた鍵盤の近くのスピーカーの音が鳴るようにすることで本物っぽさ・生ピアノっぽさを表現しているわけです。
また、スピーカーの数や種類が増えることで、生ピアノの音の響きをより深く表現できるようになります。
私は4つ以上のスピーカーが搭載された電子ピアノ(RolandのHP704)が欲しかったのですが、予算オーバーだったので断念しました。
RolandのHP704は、生ピアノの音場が再現されています(アコースティックプロジェクション)。
スピーカーの数はこだわる価値があると思います。
スピーカーの数が増えると電子ピアノが大きくなるので、置き場所のサイズなどには気をつけてくださいね。
予算15万円で欲しい機能は手にはいる??
私が欲しい機能をまとめてみました。
- 鍵盤の種類…樹脂でも可。木製鍵盤にこだわらない。
- タッチ…エントリーモデルからオッケー。
- 音源…モデリング音源が欲しい。
- スピーカーの数…2つ。予算が許すなら4つ。
とにかく、モデリング音源であることが第一優先。もし予算が許すなら、スピーカーが4つあればいいなと言う感じでした。
これに該当するのが、RolandのHP702です。
RolandのHP702は
- 樹脂鍵盤
- モデリング音源
- 価格は15万程度
- スピーカー2つ
「もうちょっと予算を割ける!」という人はRolandのHP704がおすすめ。
RolandのHP704は
- 樹脂鍵盤
- モデリング音源
- 価格は20万程度
- スピーカー4つ
Rolandってどんなメーカ?
Rolandは電子ピアノ業界でYAMAHA・KAWAIに並ぶ主要メーカ。
Rolandは日本の大手電子楽器メーカで、電子ピアノだけでなく、シンセサイザー、電子ドラム、ギターアンプなどあらゆる電子楽器を手掛けているんですよ。
YAMAHA・KAWAIは知っていましたが、Rolandは電子ピアノを探している中で初めて知りました。
電気屋さんに行ってみても、YAMAHA・KAWAI・Rolandが大体並んでいます。
正直に言うと最初は王道のYAMAHA・KAWAIを選ぼうと思っていましたが、Rolandの電子ピアノはこの2つのブランドに何一つ引けを取りません。
むしろタッチや音色は、Rolandが一番好みでした!
電子ピアノはカラーも楽しめる!
電子ピアノは、インテリアに馴染むカラー展開となっています。もちろん付属のイスもピアノ本体の色と統一されています。
これがおしゃれなんですよね〜!
それぞれのブランドでカラーは似ていても風合いが違っていたりするので、店頭で要チェック!
RolandのHP702・HP704は、次のカラー展開になっています。
- ダークローズウッド調仕上げ
- ライトオーク調仕上げ
- ホワイト
- 黒塗鏡面艶出し塗装仕上げ(HP704のみ)
うちはマンションのリビングに電子ピアノを置く予定だったので、明るい色味でインテリアに馴染みやすいライトオーク調仕上げを選びました。
ダークローズウッド調仕上げもシックな色味で素敵です。
ホワイトはまさに真っ白なんですけど、これは他のメーカーにはない色なんですよね。YAMAHA・KAWAIにホワイトウッド調のものはありますが、真っ白って言うのはRolandだけ。ホワイトもシンプルで可愛い。
HP704だけのカラー展開になっている黒塗鏡面艶出し塗装仕上げは、生ピアノのあのテカテカした高級感のある黒色です。
ちなみに、どのブランドにも言えますが、高級モデルになると見た目も生ピアノに寄せたモデルが揃っています。
まずは店頭で試し弾き!
電子ピアノのイメージができたら、まずは店頭で実物に触ってみましょう!
電子ピアノは
- 楽器店
- 家電量販店
で試すことができます。
楽器店では、どのメーカについても詳しく、公平に店員さんから説明が聞けます。
大型家電量販店にも種類豊富に電子ピアノの取り扱いがあります。楽器店よりも気軽に行けるのがいいですよね。
ただ周りの音がうるさいので音比べはしにくいかも。
家電量販店は、お店とメーカとのコラボ商品推しなところもあるので要注意!
公平な情報というより、コラボ商品を勧めるコメントが多くなります。
店頭で試し弾きして、チェックすることは次の4つ!
- タッチ…弾きやすいかどうか
- 音質…音の好みが合うか
- 音響…音の響き方
- 見た目…部屋に馴染むかどうか
別に曲を弾かなくても、低い音から高い音まで触ってみるだけでも大丈夫。なんとなく好みがわかると思います。
楽器店だと店員さんに弾いてもらって聴き比べてみるのもいいと思います。
RolandのHP702もぜひ試してみてくださいね。
電子ピアノはどこで買うのがお得?
電子ピアノは
- 楽器店
- 家電量販店
- ネットショップ
などで購入できます。
ネットショップで購入するのが、ポイント還元などもあるので一番お得。
大きい買い物だからネットショップだとちょっと心配…と言う人には、楽器店や家電量販店の公式楽天ショップがおすすめですよ。
まとめ
電子ピアノ選びは、モデリング音源が重要ポイント!予算が許すなら、スピーカーもたくさん欲しい!!
おすすめNo.1
もしも予算が許すなら…